2021.05.24

太陽の日をうけて鮮やかに咲き誇る「ゼラニウム」の仲間たち
丈夫で育てやすく春から秋まで楽しめます。うちの庭でも、
プランター、ハンギングバスケット、寄せ植え・・に大活躍。

先週は、まるで梅雨入りをしたような日々でしたね。でも私は、その晴れ間をぬって、庭仕事にとても忙しい1週間でした。花は咲くときれいで、とても嬉しいけれど、命はあまりに短い。うちはジャスミンはすっかり終わって、花柄の片付けと剪定をしなければならなかったし、テイカカズラも次々と花々は枯れていき、その花摘みも結構大変。雪をかぶったように白い花が咲いていたピカランサも花は終わり、トゲと格闘しながら剪定をしました。花壇に植えたビオラやノースポールも日に日に花は枯れ、その花摘みもしなくてはなりません。そうそう、ラベンダーの花も切りました。そんなこんなで、ガーデンのお手入れに結構な時間を費やしました。ガーデニングは体力勝負とつくづくと感じました。

 そんななかで元気を与えてくれたのが、鉢植えしたゼラニウムの仲間たち。なぜか昨年は咲かなかったペラルゴニウムも今年は見事に鮮やかなピンク色の花を咲かせ、ホワイト系が多いうちのガーデンの華やかなアクセントになってくれています。ペラルゴニウムは、フウロソウ科・テンジクアオイ属に分類される多年草。ゼラニウムのいくつかの園芸品種をかけ合わせたもので、一季咲きをペラルゴニウムというそうです。うちのペラルゴニウムは花弁の縁がフリルのように波打ち、大きく見え、見栄えがします。地植えにして上から見下ろすより、横からの角度で眺めた方が美しいかと思い、脚つきのコンテナに植えたり、鉢をガーデンテーブルの上に置いたりして楽しんでいます。
ヨーロッパの街並みを鮮やかに彩る花といえば、私はまず、ゼラニウムを思い出します。南アフリカ原産のゼラニウムは、乾燥に強く丈夫な植物。夏場でも多温多湿になりにくいヨーロッパでは栽培しやすいのでしょう。プランターや吊り鉢、ウィンドウボックスなどあらゆる場所で活用されています。

 うちでもゼラニウムを切らすことはありません。ゼラニウムはフウロソウ科テンジクアアオイ属の植物を交配してつくられた園芸植物の総称。かつてゼラニウムはゲラニウム属に分類されたそうですが、当時の属名を英語読みした「ゼラニウム」が現在も園芸名として残っています。太陽の光を受けて鮮やかに咲き誇るゼラニウムの花。春から秋まで楽しめる宿根草です。私はなぜか、地植えにはしません。プランター、ハンギングバスケット、寄せ植えとして大活躍させています。丈夫で育てやすく、花柄が枯れたらチョッキンと切れば、
またつぼみをつけて、ほぼ一年じゅう立派な花が咲く、まさにガーデナーにはなくではならない、貴重な品種です。色は赤(上の写真)・白・紫・ピンク(下の写真)そして斑入りもあるようですが、今、うちの庭には赤とピンクが咲いています。花言葉は、豊かさ、健康、愛だそうですが、私にとっては、包容力の大きな、頼りになる植物。園芸ビギナーにもおすすめです。