2021.10.18

秋を感じる花が咲いてきました。
昨年は咲かなかったシコンノボタンが
今年は鮮やかな紫の大輪をたくさんつけています。
そして可憐なタイワンホトトギスも初登場

長かった夏もやっと終わり、秋たけなわの頃となりました。空気も食べ物も美味しく感 じられます。わが家の屋上ガーデンも秋の気配が漂ってきました。

  9月中旬、鉢植えの低木にピンクのつぼみがたくさんついているので、これは何の花のつぼみだろう、と便利なアプリ「Picture This」で調べてみたら、シコンノボタン。それで思い出しました。昨年はまったく花が咲かないで、ほどんど枯れた状態でした。もう処分してしまおうか、とも考えましたが、ダメ元で日の当たるところに植え替えたのでした。そしたら、今年はこんなにつぼみを付けてくれてーそう、シコンノボタンは日当たりが大切なのです。昨年は反日陰に植えてしまったのです。それで、花が咲かなかったのですが、日向に植え替えたら、見事に復活して、今年は9月下旬からたくさん花をつけています。

  シコンノボタン(ノボタン科・シコンノボタン属、別名スパイダーフラワー)は中南米原産の常緑低木。葉は対生で楕円。産毛で覆われ、ビロードのような手ざわりがします。花は五弁で鮮やかな紫色の大輪。オシベが長く飛び出しているのが特徴。南国原産なのに、なぜか和風の雰囲気が漂います。ノボタンは短いオシベが黄色で長いオシベが紫色ですが、シコンノボタンは長短のオシベが共に紫色です。このオシベが蜘蛛の足のように見えることから、スパイダーフラワーとも呼ばれているそうです。

    シコンノボタンの花言葉は、「平静」「落ちつき」「自然」「謙虚な輝き」だとか。  一日花ですが、花つきがよく、次々と花を開花させ、目を楽しませてくれています。そ  れにしても、シコンノボタンは必ず日当たりに植えなくてはいけないーいい勉強になり  ました。
シコンノボタンに水をあげて、ふと後ろを見ると、小さな、かわいい花が目に入りました。うちのガーデンでは初めてみる花です。薄い紫に紫のまだら模様が入った花でホトトギスに似ているけれど、少し小ぶり。調べてみると、タイワンホトトギス、という花でした。
 タイワンホトトギス(ユリ科・ホトトギス属)は台湾ではごく普通に見られる植物だそう。茎の頂部に枝分かれして、数個の花が上向きについています。花被片は6枚で、ラッパ状に開き、基部のふくらみがふたつに分かれています。私はこの花を植えたことがないので、飛び種で咲いたか、もしかしたら雀さんが運んでくれたのかもしれません。つぼみもまだたくさんついているので、これからも楽しみ。

 シコンノボタン、タイワンホトトギスと皮切りに、今後どんな秋の花が咲くのでしょう?上を見上げると、ピラカンサ(トキワサンザシ)の木に少し、実がついてきました。木の実をみると秋を実感します。また、今後の様子もお知らせしますね。