2021.11.02
nendoデザインのお箸で食事をしながら、
2002年のミラノ・サローネを思い出してます。
若きデザイナーの登竜門「サテリテ」で出会った
若き佐藤オオキ&nendoの作品になぜか可能性を感じた!

少し前に、nendoのネットショッピング(nendohouse)で、お箸「hsnataba」を注文。1週間前には着いていたのですが、11月1日から使っています。2代目です。1代目は、何年か前にnendoの制作発表会に行って、お土産にいただきました。小さなお土産だな、と思って開けてみたら、かわいいお箸で、早速使わせていただきました。普通のお箸のように、丸い形状ではなく、「ヒダ」のような形状で滑りにくく、使いやすくて、とても気に入っていました。が、なんせ何年も使ったので、きたならしくなり、新調したのです。
福井県小浜市は400年あまり続く塗箸の産地で、江戸時代初期に「若狭塗」と命名されて以来、日本一堅牢優美な塗箸と称されてきたそうですが、その伝統技術を現代に継承する「箸蔵まつかん」とのコラボレーションによって生まれた箸だそうです。そして丸い形状の箸は滑りやすく、角張ると持ち心地が悪くなる。いかにして「手に触れる表面積を増やす」ことで快適な持ち心地と使いやすさを実現するかを考え、自然界などで見られる「ヒダ」の
断面形状にしたそうです。その結果、箸の頭は「花」のような形となりました。この頭の色は、赤、茶色、グリーン、ライトブルー、白、ピンクの6色あります。私は赤とグリーンとライトブルーを買いました。これらを複数本、コップなどに立てておくと「花束」のように見えるので、「hanataba」と名付けられました。
福井県小浜市は400年あまり続く塗箸の産地で、江戸時代初期に「若狭塗」と命名されて以来、日本一堅牢優美な塗箸と称されてきたそうですが、その伝統技術を現代に継承する「箸蔵まつかん」とのコラボレーションによって生まれた箸だそうです。そして丸い形状の箸は滑りやすく、角張ると持ち心地が悪くなる。いかにして「手に触れる表面積を増やす」ことで快適な持ち心地と使いやすさを実現するかを考え、自然界などで見られる「ヒダ」の
断面形状にしたそうです。その結果、箸の頭は「花」のような形となりました。この頭の色は、赤、茶色、グリーン、ライトブルー、白、ピンクの6色あります。私は赤とグリーンとライトブルーを買いました。これらを複数本、コップなどに立てておくと「花束」のように見えるので、「hanataba」と名付けられました。

さて、nendoといえば、今や日本を代表する世界的デザイナー(建築家でもある)、佐藤オオキ氏が率いるデザイン集団ですが、私は佐藤オオキ、nendoと聞くと2002年のミラノ・
サローネを思い出します。憧れだったこの見本市に私もこの年初めて訪れました。正式名称は「Salone del Mobile. Milano(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)」。毎年4月にミラノで開催される世界最大の家具見本市です。6日間の会期で来場者は30万人以上。奇数年には照明器具の見本市・エウロルーチェ、偶数年にはキッチンの見本市・エウロクチーナも同時開催されます。そして「さすが、デザイン王国・イタリア」と懐の深さを思わせたのが,1998から始まった「SaloneSatellite(サローネサテリテ)」。事前審査を通過した若手デザイナーによる自主展示会場です。小さなスペースですが、若手デザイナーに格安で発表の場を提供し、今では意欲的なデザイナーの登竜門的存在になっています。
初めて訪れたサローネで、私も興味深々でサローネサテリテに足を運び、ぶらぶらと見て
いると、日本のデザイナーも何人が参加していて、「nendo」という名の日本人デザイナーグループのブースが目にとまりました。どんな作品を展示していたのか、何ていう名前の作品だったのかまったく覚えていませんが、なぜか「このグループとても面白い! オリジナリティがある! パワーがある!」と感じたことだけは鮮明に覚えています。確か、この年のサローネサテリテのアワードを手にしたのだと思います。後で調べてみると、佐藤オオオキさんと2〜3人、早稲田大学の理工学部建築家の大学院生のグループでした。大学の後輩だったのも(もちろん学部が違います)嬉しく思いました。
その後、佐藤オオキさんは「引き出しの家」を発表したので、建築家になるのかな、 と思っていたら、デザイナーの道をいき(もちろん建築も手がけます)、「nendo」の代 表として「nendo」を大きく育て、自らも日本を代表する世界的デザイナーになりました 。その活躍ぶりは皆さんもご存知のことと思います。2006年にはNewsweek誌「世界が尊 敬する日本人100人」に選ばれ、2007年にはnendoが同誌「世界が注目する中小企業100社 」に選出されました。デザインした作品は数知れず。今年の東京2020オリンピック、パ ラリンピックの聖火台もデザインを担当。現在は2024年運行予定のフランス高速鉄道TGV のデザインを手がけているそうです。
2002年にミラノで会った、というか見かけたときはまだ学生さんだったオオキくんも もう40歳を過ぎたんだ。時が経つのは早いなあ。いやいや、まだ42歳。これからだ。頑 張れ佐藤オオキ! 頑張れ「nendo」。これからのますますの活躍に期待しています。私 は毎日、nendoデザインのお箸でご飯をいただきます。
サローネを思い出します。憧れだったこの見本市に私もこの年初めて訪れました。正式名称は「Salone del Mobile. Milano(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)」。毎年4月にミラノで開催される世界最大の家具見本市です。6日間の会期で来場者は30万人以上。奇数年には照明器具の見本市・エウロルーチェ、偶数年にはキッチンの見本市・エウロクチーナも同時開催されます。そして「さすが、デザイン王国・イタリア」と懐の深さを思わせたのが,1998から始まった「SaloneSatellite(サローネサテリテ)」。事前審査を通過した若手デザイナーによる自主展示会場です。小さなスペースですが、若手デザイナーに格安で発表の場を提供し、今では意欲的なデザイナーの登竜門的存在になっています。
初めて訪れたサローネで、私も興味深々でサローネサテリテに足を運び、ぶらぶらと見て
いると、日本のデザイナーも何人が参加していて、「nendo」という名の日本人デザイナーグループのブースが目にとまりました。どんな作品を展示していたのか、何ていう名前の作品だったのかまったく覚えていませんが、なぜか「このグループとても面白い! オリジナリティがある! パワーがある!」と感じたことだけは鮮明に覚えています。確か、この年のサローネサテリテのアワードを手にしたのだと思います。後で調べてみると、佐藤オオオキさんと2〜3人、早稲田大学の理工学部建築家の大学院生のグループでした。大学の後輩だったのも(もちろん学部が違います)嬉しく思いました。
その後、佐藤オオキさんは「引き出しの家」を発表したので、建築家になるのかな、 と思っていたら、デザイナーの道をいき(もちろん建築も手がけます)、「nendo」の代 表として「nendo」を大きく育て、自らも日本を代表する世界的デザイナーになりました 。その活躍ぶりは皆さんもご存知のことと思います。2006年にはNewsweek誌「世界が尊 敬する日本人100人」に選ばれ、2007年にはnendoが同誌「世界が注目する中小企業100社 」に選出されました。デザインした作品は数知れず。今年の東京2020オリンピック、パ ラリンピックの聖火台もデザインを担当。現在は2024年運行予定のフランス高速鉄道TGV のデザインを手がけているそうです。
2002年にミラノで会った、というか見かけたときはまだ学生さんだったオオキくんも もう40歳を過ぎたんだ。時が経つのは早いなあ。いやいや、まだ42歳。これからだ。頑 張れ佐藤オオキ! 頑張れ「nendo」。これからのますますの活躍に期待しています。私 は毎日、nendoデザインのお箸でご飯をいただきます。